開始点がどこにあるかで見栄えが変わってくる

そろそろプリントが終わったころだな、とプリンタを見てみるとがーん!なんか凸凹になっている!こんな経験ありませんか?この表面上の凸凹、実はプリント開始点と一致しているんです。プリント開始点では多めにフィラメントが射出されるため、このような凸凹が生じやすいのです。下のイメージは現在開発中のロボットのバッテリカバーです。

では、この開始点を動かすにはどうしたらよいでしょうか?スライサーが勝手に決めたものではなく、自分で調整したい場合、最も簡単な方法はプリント対象物を回転させることです。Ultimaker Curaが出力した下の2つのイメージを見比べてみてください。白い点が開始点を表しています。最初の図は元々の位置にプリント対象物があった場合、次の図はそれを45°回転させた場合です。最初の図では中央付近に開始点が集中していますが、次図では右上に移動しています。もちろん開始点自体がなくなるわけではなく、あくまでもより目立たない位置に移動しただけなのですが、外見上はインパクトがあります。

元々の開始点(白い点の部分)
45°傾けたときの開始点

実際にプリントされたものを確認してみましょう。凸凹がなくなってすっきりしましたね。

45°傾けた後にプリントした場合

他にも3Dプリンタで綺麗にプリントするためのテクニックがたくさんあります。今後それらのテクニックをアップしていく予定ですので、ぜひチェックしてみてください!