ねじ穴などの細かい円筒部分がベッドから剥がれてしまうことが時々あります。このような場合にはスリットを入れることで外周のウォールに細かいパーツのウォールをマージすることができます。下の図を見てください。左側はスリットなし、右側はスリットありの場合のUltimaker Cura初期レイヤを示しています。

左側では小さな赤い円が離れ小島のようになっていますが、右図では外周のウォールに取り込まれて一体化していることがわかります。小さなパーツをデフォルトの速度でプリントしようとすると、ベッドにうまく付着せず、形が崩れてしまうことが良くあります。もちろん初期レイヤはインフィル時の速度に比較すれば小さな値ですが、それでも小さなパーツをプリントするには早すぎることがあるのです。